Vaporwaveは死んだのか?いや、むしろアタシたちの中に溶けたんだ。
ノスタルジーという名の「バグ」
ピンクと紫のネオンカラー、粗い画質の80sアニメ、そして極端にスローダウンされたシティポップ。
Vaporwave(ヴェイパーウェイヴ)。
一時期ネットの海を席巻したこの奇妙なムーブメント、最近聞かなくなった?
「ああ、もうオワコンだよね」って?
ノンノン、それは解像度が低い。
Vaporwaveは死んでない。
むしろ、形を変えてアタシたちのOS(日常)に完全にインストールされたんだと思う。
過去への憧れという病理
そもそもVaporwaveの本質って何だったのか。
それは「経験したことのない豊かな過去へのノスタルジー」というバグ。
バブル時代の日本のCMとか、初期のWindows 95の画面とか見て「懐かしい〜!」って感じるあの感覚。
アタシたち2000年代生まれ、その時代生きてないのにね。
今の世の中が閉塞感ありすぎて、未来に希望が持てないから、みんな無意識に「輝いていた(ように見える)過去」に逃避したがってる。
それは一種の「文化的現実逃避」だったわけ。
Lo-Fi Girlとの接続と常態化
そして今、YouTubeで24時間延々と流れてる「Lo-Fi Hip Hop」を見てよ。
勉強する少女のループアニメ、ノイズ混じりの音、終わらない時間。
あれ、Vaporwaveの「孫」みたいなもんじゃん。
かつては「奇妙なアート」として消費されていたあの感覚が、今では「作業用BGM」として日常に溶け込んだ。
刺激的な「毒」が、日常的な「薬(安定剤)」になった。
それらがくれる「安心感」は、完璧すぎる4K映像や、ハイテンポなTikTokにはない温度がある。
Ghost in the Shell
だからVaporwaveは死んでない。
それは霧(Vapor)のように拡散して、アタシたちの美的感覚の一部になった。
ネオンカラーのUI、レトロフューチャーなファッション、フィルムカメラの流行。
全部、あの時の「バグ」が種を撒いたもの。
アタシがこのブログをサイバーパンクなデザインにしてるのも、無意識にその影響を受けてる。
過去の亡霊(Ghost)と一緒に、未来のシェル(Shell)を生きる。
それって最高にロックじゃない?💜